第4回 長崎

ー Nagasaki

長崎を「異国情緒」の一言で片付けてしまうのはもったいない。鎖国時代唯一の貿易港として国際色の強かった港湾都市は、明治維新の舞台、近代造船の拠点、原爆の犠牲地・・・と歴史とともにその表情を刻々と変えてきた。まち歩きの前にそれらの変遷をおさらいしておくと、長崎をよりいっそう楽しむことができる。なお、港を出入りする人々でにぎわう戦前の様子は、多くの写真に記録されているので、ぜひとも目を通しておきたい。また、長崎の変化は現在も進行中である。映像中の「大黒市場」は昭和30年代に開かれて以降、地域の台所を支えてきたが、数年内に取り壊されることになっている。増築が繰り返された木造3階建の連なる空間に、昭和の空気を感じ取りたければ、今のうちに訪れておくべきだ。

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