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第30回 大畑駅[熊本]

第30回 大畑駅[熊本]

ー Okoba, Kumamoto

大畑駅は1909年に設置された。急勾配を駆け上るループ線の中にあり、スイッチバックが併設されているという日本で唯一の構造を持つ。このスイッチバックによって平坦な場所が確保され、当時走っていた蒸気機関車に給水することができた。大畑駅はこの給水のための駅なので近くに町や集落はなく、乗降客はほとんどいない。映像中にある円筒状の石造の遺構がかつての給水塔だった。いくつものトンネルを抜けた蒸気機関車の機関士や乗客はススだらけになり、この駅で汚れた顔や手を洗っていたという。ディーゼル車に代わってからは給水の役割はなくなったが、現在でも1日10本ほどの列車はすべて大畑駅に停車している。当時の鉄道技術の全てが注ぎ込まれたこの場所を訪れる鉄道ファンは後を絶たず、木造駅舎内には名刺が壁一面に貼られている。深赤の観光列車「いさぶろう・しんぺい号」と満開の桜のコントラストも素晴らしく美しい。

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