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第44回 夏の朝霧と嘉例川駅[鹿児島]

第44回 夏の朝霧と嘉例川駅[鹿児島]

ー Kareigawa Sta., Kagoshima

霧島の山あいにある小さな木造駅舎、嘉例川駅の朝はとても静かだ。薄い朝霧がはれてくると、下り線路の方向からくっきりとした日差しが駅舎を浮かび上がらせる。木枠のガラス窓ごしにのぼる朝日をみていると、とても清々しくてなつかしい気持ちになった。この駅舎は1903年に開業した当時のものがずっと使われ続けており、角の丸くなった柱やベンチを触ると、百年間にここを行き来した人たちの息づかいが聞こえてくるようだ。周辺には小さな集落があり、始発の列車がくるころには飼われている牛の鳴き声や生活音が聞こえはじめる。かつては駅構内には3車線が敷かれ貨物車両も通行していたそうだが、現在では乗降する乗客は1日あたり30人前後だという。いつもは静かな駅舎だが、1日に2回停車する観光列車「はやとの風」が到着すると、記念撮影で一時下車する乗客でにぎわう。土日には名物駅弁「百年の旅物語 かれい川」も販売されていて、観光資源としての側面も見ることができる。鉄道ファンでなくとも一度は訪れておきたい場所だ。

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