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第46回 石橋電停の夕べ[長崎]

第46回 石橋電停の夕べ[長崎]

ー Nagasaki-city, Nagasaki

家々が立ち並ぶ急斜面を背後に路面電車が走っていく…… 長崎の象徴であるような石橋電停の情景だが、明治時代の古写真をみるといまと全く違う。道路の代わりに大浦川が流れており、車や路面電車は走っておらず、いくつもの船が係留されている様子が写っている。この辺りはかつて外国人居留地の下町としてバーや食堂、安い国際ホテルや外国人向けの雑貨屋などが並んでいたそうだ。ここに路面電車が走りはじめたのは昭和9年のことで、終戦後には大浦川のほとんどは暗渠にされ、船の代わりに車が走るようになった。長崎にはかつてのまちの様子が古写真とともに解説してある看板がいくつもあるので、チェックしながらまち歩きをするとよりいっそう楽しめる。現在、石橋電停の近くでみられる人々の生活…… 路地を歩くおばあちゃん、バイクで走り抜けるおじさん、打ち水をしているおばさん…… これらの情景もそんなに古いものでなく、また刻々と変化していくものなのだろう。かつての記憶を掘り起こすことと同時に、現在の様子を記録することも大切なのだと感じた。

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