home >

九州を動画で巡る WORLD - CRUISE in KYUSHU >

第48回 新町電停と長崎次郎書店[熊本]

第48回 新町電停と長崎次郎書店[熊本]

ー Kumamoto-city, Kumamoto

いびつな街区と路面電車のカーブポイント…… 地図でそういう場所をみつけたら要チェックだ。区画整理や再開発を逃れた趣のある古い建物、その間を縫うように路面電車がガタゴトとカーブしていく様子はなんとも懐かしく、あたたかい。ここ熊本市新町電停もそんな場所のひとつだ。電停でまずはじめに目につくのが「むろや」の看板、このすぐ近くにある江戸時代に創業した玩具問屋のものらしい。三角形の敷地に立つ古い木造家屋とレトロな街灯に調和して、ほどよいアクセントになっている。そして電停に立つと、道路の向こう側には大正13年に建てられた「長崎次郎書店」がみえる。登録有形文化財にもなっているこの書店の設計者は、丸の内赤煉瓦オフィス街のデザインで知られる保岡勝也だ。緑の瓦と漆喰、レンガのコントラストが上品さと重厚感をかもしだし、長年この街角の象徴となってきた。近年では趣のある建物が取り壊され、無表情なビルが建てられる傾向が強いが、この電停の雰囲気はいつまでも残ってほしいと思った。

ページトップへ戻る

Follow us!