ビストロまん坊

- Oita-city, Oita

元ホテルのレストランシェフが腕を振るう、
ひと癖もふた癖もある"洋風居酒屋"。

梶原由景が案内する、九州の“食”と“旅”。最終回となる今回は、梶原氏の故郷でもある「大分」を訪れた。

一軒目は『ビストロまん坊』。この店は「ビストロ」と名乗っているものの、一般的にイメージされる「ビストロ」とは趣が異なる。店内は居酒屋風の佇まいだが、メニューには洋風とも和風とも中華ともつかない一風変わった料理ばかり。店内の貼り紙には「当店の料理は好きなように調理していますので、本格的に食べたい方はどうぞ他の店に行ってください」「お客様のなかに自称“食通”という方が稀にいますが、そういう人は私とはあいませんのですぐにお帰りください」といった挑発的な文字が躍っていたりして……。

「元ホテルのレストランの個性的なシェフが腕を振るうこの店は、いわば“洋風居酒屋”とでも言えばいいのでしょうか。既存の料理のカテゴリーには収まらない、珍しい食材やオリジナリティあふれる創作料理を食べさせてくれます」

梶原氏がこの店に初めて来たのは22歳の頃。かれこれ20年以上前のことになる。以来ことあるごとに訪れていたが、ここ数年はなかなかその機会がなかった。久しぶりの訪問となる今回、料理の内容は店主におまかせすることに。

「ホタテのチーズ焼き」「ドイツ風ベーコン」「自家製からすみ」……テンポ良く出てくる料理の数々は個性的であるばかりか、どれも手間を惜しまず調理していることがひしひしと伝わってくる。

「20年前から変わらないシェフの意気と料理の美味しさに、ある種の安心感をおぼえました。また次に帰省した折にぜひ立ち寄りたいですね」

「ホタテのチーズ焼き」380円。シンプルながらも丁寧な仕事ぶりがうかがえる一品。しかも値段は手頃。この店がオープンした26年前から提供している定番メニューだという。
「ドイツ風ベーコン カスラー」780円。桜のチップで燻した自家製厚切りベーコンを、ステーキのようにナイフとフォークでいただく。薫香豊かな奥深い味わいは酒がすすむことこのうえなし。
あまりの美味さに梶原氏はじめ取材班一同が腰を抜かした「自家製からすみ」600円。「旨みがギュッと凝縮されている感じ。こんな美味いからすみ、食べたことないです。しかもこの値段……。いやはや、参りました」
ビストロまん坊

大分県大分市中央町3-6
tel 097-534-2946
営業時間:17:30〜24:00
定休日:不定休


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