建物と一体化した、オーダーメイドの常設作品

- Contemporary Art Museum Kumamoto, Kumamoto

ジェームズ・タレル

「MILK RUN SKY 2002」

2002, CAMKb

図書館としても利用されているホームギャラリーに、光の天蓋を設置したジェームズ・タレルの常設作品。飛行機の操縦をしていた時に出会った“雲と霧の間”の光景にインスピレーションを得たもの。パイロットとして往路は郵便配達、復路は牛乳を回収する「ミルク・ラン」をしていたことから名付けられた。作品の下に置かれたマリーナ・アブラモビッチのベッドに横たわり、光の移り変わりを楽しむことができる。「タレルの作品は、ただ光を扱うのではなく、現代美術でしか表現できないことを、とことん追求しています。空を切り取るだけでなぜアートになるのか、さらにはどんな仕掛けがあるのかということは実際に見て体感すると理解できると思います」

ライブラリーで蔵書をチェック。「入場料を払わずに入れるし、ゆったりとしたソファー設置されているので、この場所で待ち合わせをして買い物にいったりできるのもいいですね」

マリーナ・アブラモビッチ

「Library for Human Use.」

2002, CAMK

1964年旧ユーゴスラヴィアのベオグラードに生まれ、コミュニケーションの意味を問うパフォーマンスやインスタレーションで知られているアーティスト、マリーナ・アブラモビッチ。ホームギャラリーに設置されたユニークな本棚は、子供のころに食器棚の中に隠れて本を読んだ体験を再現した作品。自分だけの親密な空間で本の世界に浸ることができる。

本を読む為の小さなライトも設置。作品タイトル「Library for Human Use.」の通り、実際に本棚の中に座ったり寝ることができる。

草間弥生

「早春の雨 2002」

2002, CAMK

前衛的なパフォーマンスを展開する草間彌生の作品は、階段下のミラールームで見ることができる。空から落ちてくる何億という雨粒を表現した作品。

宮島達男

「Opposite Vertical on Pillar,133651 series」

2002, CAMKb

発光ダイオードが数字をカウントする作品によって、独自の世界観を生み出している宮島達男。1990年からスタートした『133651シリーズ』という連作の一部をなす作品は、エントランスロビーを突き抜けるように設置。「光の柱」で点滅する発光ダイオードは、美術館の鼓動を象徴している。

宮島達男

「Death Clock Kumamoto」

2005, CAMK

2005年、CAMKで開催された宮島達男の個展に出品した、人数制限なしの参加型作品「Death Clock for participation in CAMK」。展覧会会期中に登録された5465件の参加者のデータをもとに制作された作品も公開中。

石井裕

「Ping Pong Plus」

1998-2002, CAMK

日本人初のマサチューセッツ工科大学メディアラボの教授となった、研究者でありアーティストの石井裕の作品。卓球をすると、球が着地した地点に音と映像が流れる仕掛け。メディアアート作品として鑑賞するだけでなく、地元の子供が集う遊び場となっている。

過去の企画展
『宮島達男展-死の三部作』

2005年7月23日〜10月23日

1988年のベネチアビエンナーレの「アペルト」展で世界から注目を集め、発光ダイオード等を使用したデジタル・カウンターによる作品によって国際的に活躍する宮島達男の展覧会。「Death of Time」(1990-1992)/「Mega Death」(1999)/「Death Clock」(2003)の「死の三部作」を世界で初めて一挙に展示した。

← 宮島達男「Mega Death」1999年
熊本市現代美術館での展示風景(2005年)

『井上雄彦 最後のマンガ展 重版・熊本版』

2009年4月11日〜6月14日

『バガボンド』『スラムダンク』などの人気長編マンガを生みだした井上雄彦の個展。2008年に上野の森美術館で行われた『井上雄彦 最後のマンガ展』を『重版・熊本版』と称し、新たな「空間マンガ」を生み出した。

←「井上雄彦最後のマンガ展 重版熊本版」
エントランス風景


ページトップへ戻る

Follow us!