オーベルジュ・ムスタッシュ

- Yufu-city, Oita

由布院という特別な場所

上左:レストラン隅の廊下を進めば突き当たりがゲストルーム。
リビング、寝室、お風呂とゆったりした贅沢なつくり。
上右:ゲストルームの温泉風呂。
中:ゲストルームのリビング。窓を開ければテラスにつながる。
下左:リビングのコーナー。
下右:寝室のベッドは天蓋付き。

小さな宿の温もり

旅を「一期一会」と称する人がいるが、しばしばそうであっても、旅は人生を通して親しむ良き友人や知人との出逢いもある。ホテル愛好家がリピーターになるのも、お気に入りの宿に出会うからだ。
私が、ここ「オーベルジュ・ムスタッシュ」を初めて訪れたのは、確か2002年頃のこと。以来、由布院を訪れる度に顔を出している。それぞれに歳を重ね、互いに健康な人生を確かめ合うように話が弾む。そのオーベルジュには、贅沢だが、客室が3室しかない。どの部屋もゆったりとした贅沢なつくりだ。3家族で訪れれば、顔見知りだけで占拠する別荘のようでもある。
オーナーでありシェフも務める主の小野氏は、もともとグラフィックのデザイナーだったキャリアをもつ。空間つくりのセンスの良さや、自身の趣にもかつてのキャリアが生きている。共に運営する小野氏の奥様はもっぱら裏方に徹し、あまりゲストの前に顔を見せないが、合わせる顔は静かな優しさに溢れている。一度話すと、肝っ玉母さん風で素敵だ。そして宿を手伝う娘さんはインターナショナルな女性。ドイツ留学経験を生かし、クッキーを焼き、パンを作る。彼女の明るい性格がオーベルジュに華を添えている。 こんな小野一家が自然な対応で客人をもてなすオーベルジュ。美味しく食べて心と体を休める宿である。

 

美味しさを噛みしめる食事

ご主人手作りの料理は、旬の素材を使う和洋折衷のオリジナル料理。宿よりも先にレストランがオープンしていたことから、すでに創業21年目を迎えたという。
地元の農家から安全な食材を仕入れ、調理しすぎない、素材のわかる料理がモットーだ。6種類のコース料理や、オープン当初から変わらぬメニューに加え、前述した通り、石窯の出現でピザがメニューに加わった。石窯の話となるといかにも嬉しそうな主だが、確かに、石窯があれば料理の幅はとても広がる。石窯に並んで隣には "燻製" をつくるための燻製機も同時にデビューした。ムスタッシュでは燻製まで自家製なのだ。添加物などを一切使わないでスモークする肉や魚の数々が、これからは楽しみである。
「桜王」という豚肉を使って燻製されたベーコンを頂いた。豚肉の甘みがスモークの香りとあいまって香ばしいベーコンになっていた。
また、朝食のパン、コーヒーなど、どれもこだわりがある。そしてパンと共に出される、プリップリッの極太フランクフルトソーセージの美味しいこと! オーベルジュでは、夕食のデザートにも供されるチョコレートケーキと同様、ムスタッシュの人気ロングセラーとなっている。その「オーベルジュ・ムスタッシュ」だが、週一度(月曜日)が定休日である。

1段目:オーベルジュの入り口。
2段目左:由布岳の絵を照らす照明。
2段目右:レストラン内のチムニー。
3段目:オードブルの数々。手前から時計回りに、モロミを入れて和風に仕上げた茸類をのせたバゲット。ラタトゥイユ、菜の花と大根、キッシュ、粉チーズとオリーブオイル、塩、胡椒で味付けした玉葱のオーブン焼き。
4段目左:野菜と茸のグラタン、トマトソース。
4段目右:ニジマスにパン粉を付けてオーブンで焼いたシチリア風。つけ合わせは山菜。
 

オーベルジュ・ムスタッシュ

大分県由布市湯布院町川上1264-7

tel 0977-84-5155

部屋数:3室

料金:1泊2食プラン(本館・離れ共)2名1室利用 1名 15,300円~、女子ひとり旅プラン1泊2食(本館・離れ共)1名1室利用 18,000円〜、2名1室利用 1名15,000円〜、4名1室利用 1名14,000円〜

施設:レストラン、テラス(食事もカフェも)

アクセス:由布院駅より車で10分、湯布院インターチェンジより車で15分

www.moustache-yufuin.com

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