陶山神社を訪ねて

- Arita-cho, Saga

上:明治20年に寄贈された白磁の狛犬。威厳を感じさせる姿。
中左:急な階段を上り、鳥居をくぐって境内へ。
中右:陶山神社のお守り。陶製のお神酒とっくりを貼りつけたような、どこか愛らしいお守り。陶器商売繁盛、商売繁盛、家内安全が2種の、全部で4種類。
下:日本の珍景100にも選ばれている、あっと驚く光景。境内まで続く階段の途中を分断して、電車が走っている。見れば見るほど不思議な景色。

磁器発祥の地として、歴史ある土地ゆえ、有田は見どころも満載だ。有田陶磁美術館、柿右衛門窯、井上萬二窯、深川製磁参考館など、名所は枚挙にいとまがない。なかでもユニークなのが、陶山神社だろうか。日本で初めて磁器を焼成した、李参平を陶祖として祀った神社だ。1616年に李参平が泉山で白磁石を発見し、その後わずか30余年の間に海外に輸出できるまでに有田の磁器を発展させたのには、陶工たちの長としての李参平のなみなみならぬ努力があったといわれている。万治元年(1658年)8月、李参平が亡くなった3年後に、有田皿山代官の命で、功労者・李参平を祀って、陶山神社が創建された。
急な石段を登って境内へ上がると、日本で唯一の陶製の鳥居がそびえ、両脇には陶製の狛犬が控える。有田ならではの風情だ。この鳥居は明治21年、狛犬は明治20年にそれぞれ寄贈されたものだが、階段の欄干は江戸後期の作と、実はこちらがいちばん古いので、お見逃しなく。そして、訪れたら、ぜひ注目してほしいのが、磁器製のお守り。家内安全と商売繁盛の2通り。そのうち一つが「陶器商売繁」という名目なのだから面白い。長尾さんは悩んだ末に "普通" の「商売繁盛」を購入(笑)。今も、長尾さんの事務所の入り口に、さりげなく置かれている。

陶山神社

佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
tel 0955-42-3310


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